ポケモンサン・ムーンの体験版が配信されました。
その中でサトシゲッコウガになれるゲッコウガが手に入り、
サン・ムーンに送ることができます。
今回はそのサトシゲッコウガについてまとめました。


サトシゲッコウガになれるゲッコウガは、
性格:がんばりや
特性:きずなへんげ
個体値:20-31-20-31-20-31
努力値:0-128-0-128-0-252
固定です。
厳選は不要ですが、逆に強くもできません。
(種族値、個体値に関しては多少の誤差があるかもしれません。)

きずなへんげ

相手ポケモンを倒すと特性が発動し、サトシゲッコウガへと変身します。
そして、一度変身すれば、交換してもサトシゲッコウガのままです。
感覚としてはメガシンカに近いと思います。
条件が必要になった代わりに持ち物が自由になったメガシンカとして良さそうです。
体験版ではダブルバトルができなかったので、
味方を倒しても発動するのかわかりません
(特性の説明文では相手と指定されていますが)。
が、味方を倒しても発動するならダブルで眼鏡波乗りで
相手倒せなくても味方巻き込んで変身とか面白そうですね。




サトシゲッコウガの種族値

A+50,C+50,S+10になって、71-145-67-153-71-132です。
上昇量ではメガシンカを超えていますが、
ACに分散しているので数値分の上昇はあまり実感できないかもしれないです。




水手裏剣

特殊になりました。
霊獣ランドの威嚇やファイアローの鬼火を気にせず使えるようになりました。
地味にアギルダーも強化。




レートでは使用不可?

予想でしかないですが、サトシゲッコウガはレートでは使えない可能性が高いです。
11月18日(金)から、「ポケモングローバルリンク」がリニューアルオープン!|『ポケットモンスター サン・ムーン』公式サイトのスペシャルの説明には、

※11月18日(金)スタートのスペシャルの「シーズン1」では、ほかのルールでは選出できない、伝説のポケモンのソルガレオやルナアーラ、QRスキャンで手に入る幻のポケモンのマギアナ、「ポケットモンスター サン・ムーン 特別体験版」と連動させることで手に入るサトシゲッコウガなどが参戦可能なシングルバトルを、予定しています。

とあります。これは通常のシングル、ダブルではサトシゲッコウガを使用できないということではないでしょうか。




サトシゲッコウガの種族値の算出

サトシゲッコウガの種族値とついでに努力値、個体値についての根拠を記しておきます。
計算メインになるので、苦手な人は読み飛ばしてください。
ただし、前提条件があり、

  • 努力値は510振られており、敵を倒しても新たに努力値を得ることはない
  • ゲッコウガの種族値は第六世代と同じ

とします。
さて、ゲッコウガLv36のステータスはH-A-B-C-D-Sの順に、105-96-60-101-63-126です。
S実数値が126となるためには、S努力値248以上かつS個体値31(個性が物音に敏感なため)でなければなりません。
さらに、ゲッコウガLv37のステータスは、107-98-61-104-64-130です。
S実数値130となるためには、S努力値252、S個体値31でなければなりません。
よって、このゲッコウガはS個体値31、S努力値252であることがわかります。
次に、AとCの努力値と個体値について考えます。
S努力値252が確定したので、AとCに振れる努力値は合計256までです。
その条件下でLv36,37時のステータスから努力値と個体値を求めると、複数の候補が残ります。
が、キリがいい努力値128ずつ、個体値31ずつを採用します。
(こんな適当でいい理由は後述)
となると、HBDに振れる努力値は無く、Lv36,37時ステータスから個体値20と決まります。
さて、では本題のサトシゲッコウガの種族値の算出ですが、サトシゲッコウガLv36時のステータスは、105-132-60-137-63-133、Lv37時ステータスは、107-135-61-141-64-137です。
HBDはゲッコウガと同じなので、種族値も同じと予想できます。
(実際に種族値を1ずらしたりするとこのステータスにならなくなります)
ACSについても先ほど求めた個体値、努力値でこのステータスを満たす種族値を計算すると、
A145-C153-S132と求まります。
ちなみに、ACは候補が複数あると書きましたが、どの候補についても最終的に求まる種族値は同じです。
これは、種族値の変化が努力値(正確には努力レベル)、個体値の2倍の変化になり、種族値が1違うだけで結構ステータスずれるからです。
また、最初に"ついでに"努力値、個体値としたのは、
これらはステータスから完全に特定することはできなかったのと、
努力値は木の実などで振り直せる可能性が高く、
個体値は新システムで上げられる可能性が高いため、
正確に特定するのはさほど重要ではなく
最終的に求められるサトシゲッコウガの種族値が同じためです。




雑感

問題は、元のゲッコウガで相手のポケモンを倒せるか、です。
ゲッコウガは火力が高いようなイメージがありますが、
変幻自在による一致補正と広い抜群範囲で高火力を出しているだけで、
AC種族値は控えめです。
変幻自在なしではかなり火力が落ちるでしょう。

ただし、変幻自在では元からタイプ一致の水悪の技を実質強化できません。
特に、悪技は激流でも強化できなかったところが、絆変化では強化できます。
通りがよく怯みも狙える悪波を連打するだけで強いのではないでしょうか。

性格ががんばりや固定なので、SのLv50実数値は最大でも184。
これは準速メガバンギが龍舞を1回積んだ時と同じです。
そして、最速スカーフバンギに負けます。
つまり、あまり速くない・・・。
絆変化前は108族にも負けます・・・。

AC種族値+50ですが、C252振り時は実数値155→205となり、
倍率に直すと約1.3倍です。
発動条件が似た自信過剰と比べると倍率と重複できないことで劣りますが、
交換ができるので柔軟に戦えます。
また、これまで特性による強化ができなかった悪技の火力を1.3倍にできます。
サブウエポンを使う場合は、変幻自在の1.5倍には劣りますが、
A無振り時の実数値は115→165となり、倍率に直すと1.4倍を超えます。
よって、特殊メインの物理サブ、物理メインの特殊サブは
変幻自在に近い火力で扱うことができます。

がんばりやだったり、変幻自在のイメージとかけ離れていることもあり、
扱いづらいところはありますが、使ってみると案外強いんじゃないかと思っています。